私たちの生活を支える眼鏡は、一体どのようにつくられているのでしょう?
プラスジャックの眼鏡は、150工程以上の工程を経てつくられています。
ここでは、眼鏡の製造工程を少しだけご紹介したいと思います。
眼鏡の素材について
セルフレームの材料「セルロースアセテート」は、綿花と酢酸を反応させてつくられる素材です。深みのある色が特徴で、切削や変形させやすいため、眼鏡やアクセサリーなどに広く用いられています。
前準備
材料入荷 |
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乾燥 |
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幅断ち |
商品仕様に合わせた大きさに切断します。 |
厚み落とし |
厚みをならし、うすくします。 |
フレーム
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まずは、フレーム(眼鏡のレンズが入る部分)の製造工程を見てみましょう。 |
フレーム>枠成型
FANUCの機械を用いて、刃物で形をつくります。 ![]() |
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フライス |
大きな機械(FANUC)ではできない切削をする |
R付け |
めがねの形にそらせる ![]() |
キサギ |
面取りをします。(フレームはしないことも多く、かわりにやすりがけを行うこともあります。) |
フレーム>研磨
ドロ磨き |
泥でみがく |
丁張り |
鼻パッドを貼る(クリングスの場合埋め込みだが、貼り合わせクリングスタイプ…これは後の方で貼る、もある) |
荒ガラ |
かどをとる。(約10~16h~※眼鏡による) ![]() |
ドロ磨き |
みがく |
中間ガラ |
なめらかにする(約30h※眼鏡による) |
仕上げガラ |
つやをだす(約17h※眼鏡による) |
組み立てへ |
テンプル
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次に、テンプル(眼鏡の耳にかける部分)の製造工程を見てみましょう。 |
テンプル>テンプル成型
小断ち |
腕に使うための小さいサイズにきる |
厚みならし |
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腕のかたちに切削(最近は大きな機械=FANUCですることが多い) |
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裏スキ |
厚み(ふくらみ)を調整する |
テンプル>打ち込み
座堀 |
芯の入り口をつくる |
芯をいれる |
テンプル>二次加工
面取りをする |
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シノミ曲げ |
腕の先をまげる |
フライス |
合い口(フレームと合わさる部分)を切る |
キャップ付け |
丁番(フレームとテンプルをつなぐ金具)にキャップをつける |
テンプル>研磨
荒ガラ |
かどをとる(約16~30h~※眼鏡による) |
ドロ磨き |
みがく |
中間ガラ |
なめらかにする(約30h※眼鏡による) |
仕上げガラ |
つやをだす(約17h※眼鏡による) |
組み立て
丁番埋め込み |
熱でとかして丁番を埋め込む |
合口フライス |
寸法を合わせて端を切る |
合口カット |
寸法を合わせて切る |
組立 |
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すり合わせ |
フレームとテンプルが合うようやすりでならす |
最終研磨
仕上げ磨き |
仕上げ
シリコン拭き |
専用の液がしみこんだ布でふく |
シルク印刷 |
ロゴを入れる(外注) |
玉込め |
素材の特性をつかい、あたためてレンズを入れる |
調子取り |
フレームの歪みを調整します |
あがき調整 |
ネジの閉まり具合など確認して調整 |
完成!
これらの工程を経て、ついに眼鏡が完成です!

プラスジャックでは、youtubeにて眼鏡製造の工程を動画で公開しています。ご興味を持っていただけた方は、ぜひ動画をご覧いただけたら嬉しいです。また、鯖江のめがねづくりを紹介する絵本「めがねづくりのこびとさん」も絶賛販売中です!購入はこちらから。